阪神電気鉄道が7月28日、阪神甲子園球場(西宮市甲子園町)の内野席を覆う銀傘をアルプス席まで拡張する構想を明らかにした。
2024年に開場から100周年を迎える同球場では、「歴史と伝統の継承」「サステナビリティー」 をコンセプトに、「新たな100年も日本中の人々に親しまれ、愛される球場、世界の人々を魅了し、訪れたくなるスタジアムを目指す」という。
日本高等学校野球連盟(大阪市西区)で、記者会見を行った、谷本修取締役は、今回の構想に至った経緯について、「戦前にアルプス席まで覆っていた『大鉄傘』のイメージに近く、開場100周年の記念事業として完全復活させていく」と話す。
阪神電気鉄道は、拡張する銀傘の設計を大林組に委託。夏の高校野球開催時の高校応援団の環境改善と快適な観戦環境を目指し、次の100年に向けて高校野球文化の継承を図る。