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西宮市民会館で「オペラ不思議の国のアリス」 プロジェクションマッピングも

西宮市民会館の舞台で笑顔を見せるオペラ「不思議の国のアリス」の出演者ら

西宮市民会館の舞台で笑顔を見せるオペラ「不思議の国のアリス」の出演者ら

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 オペラ「不思議の国のアリス」が2月23日、西宮市民会館(西宮市六湛寺町)「アミティ・ベイコムホール」で上演された。主催は西宮市文化振興財団・にしのみやオペラ実行委員会。

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 少女アリスが白ウサギを追って、不思議の国に迷いこむ場面から始まる同作品。笑い猫、奇妙な鳥、動くトランプなどと出会いながら、不思議な世界を冒険する様子を描く。原作はルイス・キャロル著の児童小説。作曲家・木下牧子さんがオペラとして作曲、2003(平成15)年初演。日本国内で40回上演されているという。

 昨年始まった「にしのみやオペラ」の第2弾として、今回は瀬山智博さんが指揮を、中村敬一さんが演出を、それぞれ手がけた。演奏はバイオリン、ビオラ、チェロ、フルート、クラリネット、ホルン、打楽器、ピアノで構成する「にしのみやオペラ八重奏団」。合唱は事前公募オーディションで選抜された「にしのみやオペラ合唱団」や児童合唱団らが担当した。

 観客の一人は「プロジェクションマッピングでの舞台転換も美しく、生演奏や歌を聴きながら不思議な世界に一気に引き込まれた。どのキャラクターも個性が際立っていて面白く、ソリストや児童の合唱も素晴らしかった」と話していた。

 白ウサギ役で出演し、同実行委員会 代表も務めた斉戸英美子さんは「今回のオペラはたくさん動き回って歌うため、出演者一同、汗だくになって頑張った。満員御礼で終演できてうれしい。これからも地域の皆さんに密着したオペラ団体を目指して、活動していきたい」と話す。

 次回は12月9日、モーリス・ラベル作曲のオペラ「スペインの時」「子どもと魔法」の2本立て(フランス語上映)で、同会場で公演予定。

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