2月22日の虚子生誕日を記念し、俳人・高浜虚子を顕彰、俳句に関する催しの一つとして開催している「虚子生誕記念俳句祭」の入選句を2月19日、虚子記念文学館(芦屋市平田町)が発表した。
今年は、一般の部=238人・1006句、青少年の部=646人・1505句の作品が寄せられた。当日は入選者の表彰も行った。
一般の部で虚子生誕記念俳句大賞には、兵庫の三好なおみさんの「登り窯の二夜を灯し神の留守」が選ばれた。審査を務めた稲畑廣太郎さんは「今年も多くの応募を頂いたが、特に青年の部、地元・芦屋の子どもたちの応募が多く、素晴らしい力作が目立った」と講評。
当日は、虚子の孫で、創刊125年を誇る俳誌「ホトトギス」の名誉主宰、日本伝統俳句協会名誉会長で、昨年亡くなった稲畑汀子さんをしのぶ「私の好きな汀子五句」の座談会も行われた。