10月で4周年を迎えた洋菓子店「Patisserie Noppo(パティスリーノッポ)」(西宮市今津山中町、TEL 0798-38-6776)が11月13日・14日、店頭で周年イベントを行った。
「焼き菓子やケーキなど種類が多いのが当店の特徴」と話す店主の吉岡大人(ひろと)さんは、地元・宝塚市内の洋菓子店やホテルオークラ神戸などで10年間の修業を積んだパティシエ。ホテルオークラ神戸ではケーキや焼き菓子の他に、ジェラートなど多種多様なスイーツを作っていたという。店名の「Noppo」は195センチある吉岡さんの身長に由来する。
同じく宝塚市出身の妻・豊子さんは「店がオープンして間もなく、まだ店舗経営に対して不安があった頃に、小さなお子さまが手紙を持ってきてくれたことがこの4年間で一番心に残っている今もお誕生日やクリスマスなどにケーキを買いに来てくれる」と振り返る。長男の優李くんがまだ幼く、おんぶひもで背負って店内業務をこなすなど家族総出で店を支えてきた。「息子も店内にいて融通が利かないことがあるが、優しい客さまが多く、見守ってくれていると感じる」と話す。
定番商品に加え、旬のフルーツを使った季節限定商品や、ハロウィーンなどのイベントに合わせた期間限定商品などが店頭に並ぶ。焼き菓子も手土産として使いやすいサイズのものを多くそろえ、期間限定パッケージの商品が並ぶことがある。
吉岡さんは「店に来る小さな子どもたちの中で『将来の夢はパティシエ』と言ってくれる子が増え始めた。しかしパティシエという職業は、昔から長時間重労働が当たり前の業界。子供たちの夢を壊さないためにも、まずはこの店からスタッフの労働環境を良くしていきたい」と話す。
営業時間は10時~20時(日曜は19時まで)。火曜定休。