芦屋市商工会(芦屋市公光町)で11月7日、「芦屋創業塾」が開講された。税務や資金調達についての講義に続き、「みらいラフター」代表の田中久美子さんが「自分のカラーを活(い)かしたコンセプト作り」をテーマに講義。起業を目指す男女6人がオンラインで受講した。
同創業塾は芦屋市商工会が主催し、今回が14回目。その中の一講座として、今回は「ジブン色」を生かして唯一無二の「事業コンセプト」を作ることを目的に、カラータイプ理論をベースに進められた。色彩心理学を生かし、13色の「色の個性」を「人の個性」に当てはめ、自分の個性やビジネスの特徴を言語化しやすいようにサポート。「起業家は『自分がブランド』となるため、ジブン色を生かすことで『最高のパフォーマンス』が生まれる」という。
田中さんの講座ではワークやグループトークが多く取り入れられ、「自分らしさを表す個性は?」「あなたのビジネスの価値を一言で表すと?」「自分のカラーを生かせる事業コンセプト」など参加者がワークシートを元に考え、発表し合った。参加者からは「色が大好きなので、楽しく講座を受けることができた」「普段自分の選ぶ色が個性を表す色とぴったりで驚いた」などの感想が聞かれた。
「色は文字よりも先に脳に入ってくる。ロゴマークの色でターゲットが変わり、売り上げにも影響する。ぜひ色を味方につけて、継続的な事業を作っていってほしい」と田中さんは話す。
同商工会担当の西澤亨昌さんは「創業塾は起業前でも、起業後しばらくたった人でも参加可能。創業に関するどんなことでも、ぜひ気軽に相談してほしい」と呼び掛ける。