芦屋浜団地(芦屋市高浜町)の集会所の芝生の庭で7月17日、ペルー、イスラエル、オーストラリア、中国で行われている子どものイベントが外国人の子どもたちの解説で行われ、地域に住む子ども約40人が交流を楽しんだ。主催は、芦屋浜で地域に暮らす外国人らとともにまちづくりに取り組む「こくさいひろば芦屋」。
南米で誕生日パーティーの定番という「ピニャータ」は、馬の形をした「くす玉」にお菓子を詰め、それを子どもたちが棒で割るもの。地元の子どもたちが順番に力いっぱい棒を振り、最後にお菓子が降ってくると、子どもたちから大きな歓声が上がった。
子どもたちは、英語を使ったオーストラリアのじゃんけんや、イスラエルのハヌカという年中行事で行うこま回しなどに熱中した。兄弟で参加した高橋明香里さんは「日本と同じようなこまなのに、遊び方が全然違ってびっくりした」と話していた。
こくさいひろば芦屋は、芦屋浜団地の芝生の公園や広いパブリックスペースなどの環境を生かし、ピクニックやスタンプラリーなどのイベントを開いてきた。代表の三宅真理子さんは「この地区は、これまで40年間も各地から集まってきた先輩たちのアイデアで『とんど祭り』などの行事が続けられ、外国人から見ても日本の伝統行事が魅力。今は海外からの人も多く、海外のイベントやライフスタイルなどの楽しみ方を知ることができるのも魅力では」と話す。