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甲子園球場で「ウル虎の夏」始まる インパクトあるユニホームが話題に

近本光司選手もデザインを絶賛

近本光司選手もデザインを絶賛

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 今年で9年目を迎えるイベント「ウル虎の夏2021」が、今年は7月9日~14日の全6試合を対象に阪神甲子園球場(西宮市甲子園町)で開催される。4月の公式戦では、黄色を基調としたユニホームの前面には、今にも襲いかかってきそうな牙をむいた虎の顔がデザインされ話題となった。

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 「ウル虎」史上最もインパクトのあるユニホームについて、阪神タイガース事業本部振興部部長の畑野幸博さんは「ウル虎の夏は2013年に始まり、近年はデザインの幅が限られてきていた。(ウル虎の夏で着用するユニホームは)期間限定なので、パンチのあるものを採用してみようと思い、阪神タイガースらしい『虎』と『ザ・大阪感』を出したいと思った」と話す。米マイナーリーグで過去に発表された犬柄のユニホームから着想を得て、ユニホーム全体に強い虎の顔面をプリントしたという。

 選手と観客が同じサードユニホームを着用し、チームとファンが一体となって戦うことをコンセプトとする同イベント。開催初年度の白色と2014年の緑色を基調としたユニホームを除き、毎年黄色をベースカラーにしたユニホームを発表してきた。7月のイベント期間が終わるとすぐ翌年のユニホーム企画に取り掛かり、複数の案の中から11月までに最終候補に絞り込む。監督や選手にもデザイン案を見てもらい、意見を求める。そして年内には翌年の「ウル虎」ユニホームが決定する。

 お披露目試合となった4月16日のヤクルト戦では、大阪府出身の藤浪晋太郎投手が自身甲子園初本塁打となる先制2ラン。投げては5回3分の二を無失点に抑え、甲子園で1450日ぶりの白星を挙げた。お立ち台では「大阪のおばちゃんみたいなユニホーム」と笑いを誘った。関西出身の糸井嘉男選手や近本光司選手もデザインを絶賛している。

 発案者の畑野さんは「球場全体が黄色で埋まり、虎で相手を圧倒したい。」と意気込む。

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