普通のヒッチハイクとは逆の、道行く人に自分の車に乗ってもらいながら移動するという「逆ヒッチハイク」で鹿児島から北海道の宗谷岬まで日本を縦断した旅人・ロビイーさん(本名=柴周吾さん)が1月29日、西宮市内でヒッチハイク教室を開く。会場は「焼き鳥じゅげむ甲子園球場前店」(甲子園七番町、TEL 0798-41-2483)。
2012年4月の発売から2000冊以上を販売したロビイーさんの「逆ヒッチハイク」本
ロビイーさんは鹿児島出身鹿児島在住。23歳の時に友達と_2人で鹿児島から北海道までのヒッチハイクに挑戦したところ見事成功。5年後の28歳の時に「車で旅したい」という強い衝動に駆られ「同じ旅をするなら5年前のヒッチハイクでは乗せてもらったので、今度はお礼の気持ちで乗ってもらおう」と「逆ヒッチハイク」を思いついた。ルールは都道府県の県境を越える時は必ず誰かを乗せていないといけないというシンプルなもの。
2008年4月、北海道宗谷岬を目指して鹿児島を出発、「○○県まで乗せます」と書いたボードを持って路上で人に声を掛けたり、ネットやSNSで乗ってくれる人を募ったりしながら逆ヒッチハイクを敢行し、無事に日本縦断に成功した。
2012年4月には旅の最中に書きつづった出会いやエピソードを編集し約100ページの書籍「世界初!?ほぼ日本一周逆ヒッチハイクの旅」を自費出版。「あやしくない本屋(カブ)じゃーにーずジムしょ」の屋号で販売を開始。アフロのかつらにサングラスといういでたちで手売りを続け、これまでに2000冊以上を販売した。
次の目標として「全国47都道府県に書籍を委託販売をしたい」と協力してくれる店を探していたところ、鹿児島に百貨店の催事で来ていた西宮の焼き鳥店店主の山崎哲さんと出会い意気投合。今回、山崎さんを訪ねてヒッチハイクで西宮までやって来た。昼は路上で本を売り、夜は山崎さんの店「じゅげむ」を手伝っている中で、「ヒッチハイク教室」のアイデアが浮上、急きょ開催が決まった。当日は、食事をしながらノウハウを1時間半でマスターできるという。
ロビイーさんは「龍馬伝の吉田松陰のように、おもろいと思ったらすぐ行くしかない。ヒッチハイク教室は参加者0人でも開くが、予定をキャンセルしてお越しください」と参加を呼び掛ける。
開講時間は19時~20時30分。参加費は1,000円(ビールなどの1ドリンクと甲子園ヒーロー揚げ1人前付き)。ヒッチハイク経験がなくても参加可能。申し込みは同店まで電話で申し込むか、「あやしくない本屋」のフェイスブックページにコメントを投稿する。