西宮市立総合教育センター(西宮市神祇官町2番6号)で9月7日・8日、「西宮湯川記念こども科学教室」が開催された。
日本人初のノーベル賞受賞者である湯川秀樹博士が、かつて西宮市の苦楽園在住の際、受賞対象となった「中間子論」を提唱された偉業をとなえ、科学教育の振興を目指して1986(昭和61)年より「西宮湯川記念事業」との一環として毎年実施している同教室。開催は今回が16回目。日本物理教育学会近畿支部と市内小・中・高等学校理科教諭の協力を得て、小・中学生を対称に実際に見学や参加ができる科学実験や科学工作の教室を開いている。
参加できる実験テーマは20に及び、「液体窒素でどのような現象が…」「人口イクラを作ろう」「大気圧でドラム缶をつぶす」など人気の実験教室前には参加待ちの長蛇の列もできた。
参加した市内の小学5年生男子は「友達と2日連続参加した。ドラム缶に水をかけたらボコボコにつぶれてびっくりした」と話していた。