芦屋の旅行会社「ブルーム・アンド・グロウ」(芦屋市山手町)の橋本亮一社長らが発起人となって、PCR検査の自由診療を広げる「ワンコインでいつでも検査」実現プロジェクトが8月に立ち上がった。
同プロジェクトは、行政主導の検査とは別に、安心のための検査体制を整え、感染をコントロールしていこうというもの。現在署名活動を行っているが、旅行観光業界を中心に広がりを見せ、現在までに約1700人が賛同している。
9月26日には都内で、日本クラシック音楽事業協会の入山功一会長を招き、コンサートなどイベントを復活させるには何が必要か、。業界の枠を超えてできることは何かなどについて対談を行った。入山会長は「観客や楽器奏者について詳細な飛まつ実験で、従来の間隔であっても、感染リスクが上がらないという結果が出た。科学的裏付けを持って感染予防対策をすることが重要」と話した。「音楽活動は不要不急ではないかもしれないが、それぞれ社会性を帯びた活動をしている。コロナ禍で得た副産物を努力して進化させたい」とも。橋本社長も、「旅も不要不急と思われがちだが、過去の先人に追体験して学ぶ文化活動。
心を豊かにするという点では、旅も音楽も同じ。共に手を携えて、この難局を乗り越えていければ」などと締めくくった。