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西宮のスペイン料理店がXマスメニュー、芸術家5人を料理で表現

画家「ジョアン・ミロ」をモチーフにした料理。「ソースを食べる」と題した4種類のソースを使った一皿

画家「ジョアン・ミロ」をモチーフにした料理。「ソースを食べる」と題した4種類のソースを使った一皿

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 西宮のスペイン料理店「vale(ヴァレ)」(西宮市田代町、TEL0798-65-9559)は12月21日~25日、スペインを代表する5人の芸術家をモチーフにした料理をクリスマス限定メニューとして提供する。

料理を考案するためにオーナーの網田さんが作ったレシピ

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 「旬の和食材×スペイン料理」をコンセプトに「スペイン風料理」作り続けている同店。昨年はラヴェルの「ボレロ」に合わせて、食材を徐々に増やしオーケストラが奏でる曲を表現したメニューを作り話題を集めた。今年はオーナーの網田真之さんが「スペイン料理の土台を使うことなく『スペイン』を表現したらどんな料理ができるだろう」という、ふとした疑問をきっかけに実現方法を検討。スペインが生んだ偉大な芸術家にちなんだ料理を作り、スペインを表現するというクリスマスコースにたどり着いた。

 1人目は戯曲家の「フェデリコ・ガルシア・ロルカ」、2人目はサグラダ・ファミリアで有名な「アントニ・ガウディ」、3人目は音楽家「フェデリコ・モンポウ」、4人目は画家「ジョアン・ミロ」、5人目は料理人「カルメ・ルスカイェーダ」と建築・詩・絵画・音楽・料理の5分野5人の芸術家にちなんだ料理を考案、クリスマスコースを完成させた。

 「構想は夏ごろからあったものの、それをどう形にしていくかが難しかった。芸術家の作品から感じるものだけではなく、どういう意図や背景があってその作品を生み出したのか、思いをくみ取って料理に反映させたかったので、人物を知るために本を読んだり情報収集をしたりするのが大変だった」と完成までの苦労を振り返る網田さん。「実際に料理を食べてもらって、味以上に料理の中に込めたストーリー性を感じてもらえれば」とも。

 「店名のヴァレはスペイン語で価値という意味。クリスマスに限らず月替わりで旬の食材とスペインの伝統的な料理を掛け合わせた創作スペイン料理を提供しているので、ここでしか食べられない料理と店の雰囲気を味わっていただき、また来たいと思っていただければ」と来店を呼び掛ける。

 ディナーコースの価格は6,300円(税・サービス料込み)。2人以上で注文可能で前日までに要予約。1日限定3組まで。営業時間は昼は11時30分~15時、夜は17時30分~22時でラストオーダーは終了時間の各1時間前。

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