西宮市が舞台のアニメ「長門有希ちゃんの消失」の「聖地巡礼マップ」が昨年12月8日の配布以来、注目を集めている。発行元は西宮市と西宮観光協会。
同市出身の作家・谷川流(ながる)さんのライトノベル「涼宮ハルヒの憂鬱(ゆううつ)」のスピンオフとして昨年アニメ化された同作品。ストーリー中に市内のスポットがいくつも登場することから、同市の地域ポータルサイトを運営する「西宮流(スタイル)」が企画しマップを7000部作成。昨年12月8日から配布を始めた。
同マップではアニメに登場するスポットや、市内のカフェやパン・スイーツ店、観光スポットを紹介するほか、アニメにゆかりの深い図書館をテーマにしたスタンプラリーのチェックポイントを掲載。中央図書館、北口図書館、鳴尾図書館の3館のスタンプを集めて、ららぽーと甲子園内にある市の情報発信スペース「クリエートにしのみや」で提示した先着1000人に同アニメの「オリジナル記念グッズ」を進呈する。
「西宮流」代表の岡本順子さんは「国内のほか、韓国、台湾、香港、インドネシアなど海外の人もマップを持って市内をまわってくれ喜んでいる。アニメのファンには作品を通じて西宮の魅力を感じてもらい、市民には西宮がこんなに舞台になっているんだと誇りに思ってもらえれば」と笑顔を見せる。
配布場所は市役所や各支所、図書館、にしのみや観光案内所、クリエートにしのみやなど。なくなり次第配布終了。スタンプラリーは3月31日まで。