フレンテ西宮(西宮市池田町)で現在、西宮市の友好都市である中国紹興市への理解を深め市民レベルでの交流を促進するイベント「紹興ウイーク」が開催されている。主催は西宮市と西宮市国際交流協会。
紹興酒の産地であり、魯迅の生誕地としても知られる紹興市。両市は共に「酒の町」として知られていることから、1985(昭和60)年7月に友好都市協定を結び、広報番組の交換や行政実務研修を中心とした「国際交流事務研修生受け入れ事業」など、経済・文化・教育面での相互交流を続けている。
2日には同施設のフレンテホールで「西宮市日中友好協会太極拳交流会~太極拳入門」が行われ、参加した約20人が「簡化24式」という基本的な動作を学んだ。期間中、同施設4階にある同協会で「友好都市・中国紹興展」が行われ、紹興市の橋や水郷の風景写真・地理や歴史文化・市民の暮らしなどを紹介するパネル展示やビデオ上映を行う(10時~18時、2日=12時~・9日=16時まで)。4日10時30分・13時30分には中国映画の上映会「運命の子」(参加費800円)も予定。
「紹興ウイークが互いの文化を理解し合うきっかけになれば」と浙江越秀外国語学院日本語教員の黄燕(コウエン)さん。12月20日までの約2カ月間、同受け入れ事業の研修生として赴任中で、今回の交流イベントで担当講師も務める。中国語で会話を楽しむ「中国語でエンジョイ」(7日11時~)や、紹興市の生活・文化を紹介する特別講座「友好都市紹興市を知ろう~橋の郷 紹興」(8日14時~)を同協会の会議室で開く。「8日の特別講座では、紹興市の橋や川に関する歴史的な特徴、日本酒と紹興酒の味や香りなどの違いを紹介したい」とも。
12月9日まで。