11月27日、ノボテル甲子園(西宮市甲子園高潮町3)で「さくらFM開局15周年・新たな出発の集い」が開催され、250人を超える関係者が参加し、開局15周年記念誌「さくらFMの夢」が配布された。
「西宮コミュニティ放送」(以下さくらFM)は阪神・淡路大震災以降、コミュニティー放送の必要性が認識され、1998年3月26日に開局し、今年で15年目を迎えた。記念式典はさくらFM北村英夫社長のあいさつに始まり、藤田邦夫副市長と辰馬章夫商工会議所会頭の祝辞、河野昌弘市長のあいさつ、鏡開きと続き、アトラクションでは同局パーソナリティーの中島かずこさんの作詞、同じくパーソナリティーを務めるジャズピアニストの金谷こうすけさん作曲の開局15周年記念ソング「銀色の波」の生演奏が披露された。10人を超えるさくらFMパーソナリティー達がステージに上がり曲に合わせて手を振りながら歌い会場を盛り上げた。
同局社長の北村英夫さんは「局の運営について厳しいご意見もあるだろうが、今日はさくらFMが元気に頑張っているという姿を見てもらえたのではないかと思う。老若男女さまざまな市民の皆さんに、関わってもらえるように、聞いてもらえるように工夫をしていきたい。リスナーとのコミュニケーションを大切にしながら確実に声を番組に反映させていき、意見の出しがいがある局にしていきたい。夢は日本一の地域ラジオ局です!」と意気込みを語った。
同局は2012年10月にサイマル放送を開始し、現在はパソコンやスマートフォンなどインターネットを通して全世界で視聴可能に。来年1月9日から1月12日にかけては防災とコラボレーションをキーワードにした番組史上最大・最長の放送企画「78.7時間連続生放送」も計画されており、期間中には西宮を代表するロックバンド「KING BROTHERS(キングブラザーズ)」の復活ライブや「阪神・淡路大震災メモリアルコンサート2014」も記念事業の一環として開催される。