阪神甲子園球場内の「甲子園歴史館」(西宮市甲子園町)が行っている球場見学ツアーの全コースに10月21日から、「甲子園の土」に触れてもらうプログラムが組み込まれた。
「甲子園の土」は、同球場が内野グラウンドで用いてきた独特の土のこと。球場外へ持ち出せるのは春夏の高校野球全国大会に出場した球児らに限られ、「門外不出」とされている。
プログラムが組み込まれたのは、野球観戦では見ることができない同球場の「裏側」をツアーガイドによる解説を聞きながら見学できる「スタジアムツアー」。今年4月から一部のコースに限って提供したところ好評を得たことから、対象になるコースを通年催行の全てに広げた。
プログラムでは、透明樹脂製の専用ケースに入れた「甲子園の土」を用意。ツアー参加者を対象に土の産地や配合割合などの説明を行うとともに、手触りなどを楽しんでもらう。
料金は1,500円(中学生以下は1,000円、3歳以下は無料)。同館入館料を含む。月曜休館。