西宮の「神戸女学院」岡田山キャンパス(西宮市岡田山)で8月3日から、国の重要文化財で米国の建築家ウィリアム・メレル・ヴォーリズが設計した校舎群を一般に開放する見学会が開かれる。
同女学院の創立は1875(明治8)年で、1933(昭和8)年に現在の場所へ移転。昨年5月には、ヴォーリズが設計し現在に残る校舎群計12棟が国重要文化財の指定を受けた。
見学できるのは、同キャンパス内にある総務館や図書館、文学館、社交館など。5日までの3日間にわたり、1日2回、各回1時間ほどの見学ツアーを実施する。見学会は、秋と来春にもある。建物は、いずれも「スパニッシュ・ミッション・スタイル(南地中海様式)」と呼ばれる建築様式で、赤いスペイン瓦を使う屋根や半円形のアーチ窓などが特徴という。
同女学院大学に通う学生は「おすすめは図書館。天井に描かれている文様がおしゃれだと思う。ぜひ来てみてほしい」と話す。
参加費は300円。希望日の1週間前までに申し込みが必要。問い合わせは神戸女学院総務課(TEL 0798-51-8505)まで。