西宮の「越水浄水場」(西宮市奥畑)で現在、「さくらの通り抜け」が今季の見納めを迎えている。
同浄水場は1923(大正12)年に完成。サクラの名所として知られる。場内に植わるのは、ソメイヨシノを中心にヤエザクラやヤマザクラ、緑色の花を咲かせる「御衣黄」など25種・約200本。大半が開設当初からのもので、植栽には西宮ともゆかりが深いサクラ研究者として知られる「桜博士」の故・笹部新太郎さんが携わった。
同市水道局浄水課の寺下一也課長は「ソメイヨシノはほとんど散ってしまったが、八重桜はこれからが見ごろ。珍しい品種もたくさんあるのでぜひお越しいただければ」と呼び掛ける。
開放時間は10時~16時30分(土曜・日曜は9時~17時)。4月12日まで。