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甲子園に「ラガーさん」、センバツ中継に今年も映る

バックネット裏に陣取る「ラガーさん」の様子。イラストは、記者が現場の様子をメモ帳へスケッチしたもの

バックネット裏に陣取る「ラガーさん」の様子。イラストは、記者が現場の様子をメモ帳へスケッチしたもの

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 西宮・阪神甲子園球場で開催中の「春のセンバツ」を生中継するテレビ画面に今年も、バックネット裏から連日、球児の奮闘を見守る男性ファン「ラガーさん」の姿が映し出されている。

泊まり込みで全試合を観戦するという「ラガーさん」

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 「高校野球はライフワーク」と、1999年から春夏全試合の観戦を続けるラガー(本名=善養寺隆一)さん。試合期間中は毎日、バックネット裏のシートへ陣取る。

 ラガーさんの存在が知られるようになったのは、マスコミやネットでの話題がきっかけ。連日、テレビ中継画面の片隅へ映り込む様子が注目を集めた。ニックネームは、観戦時に好んで着用する「ラガーシャツ」にちなんだもの。これまでに著書2冊を出版し、ファンからサインを求められたり差し入れをもらったりすることもあるという。

 当初は数試合の観戦にとどまっていたラガーさんも近年は、開幕前の公式練習から来場。「高校野球から最高の感動と元気をもらってきた。今後も応援を続ける」と、残る2日間の日程に臨む。

 春のセンバツは31日に準決勝戦、4月1日に決勝戦が開催される予定。

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