西宮・阪急夙川駅近くのかき氷専門店「夙川桜庵」(西宮市相生町、TEL 0798-75-1007)がこのほど、冬季限定でおでんの提供を始めた。
昨年8月にオープンした同店。席数はテーブル20席。自家製のシロップを使うかき氷専門店として営業してきたが、気温が下がる冬季に合わせてかき氷の販売をほぼ休み、おでん中心のメニューに切り替えた。
店を切り盛りするのは、元社員からオーナーに転じた野田亮輔さん。「手作りしないと出せない味」というおでんのだしは、他店に足を運んでリサーチしたり食材を変えるといった試行錯誤の中でたどり着いたものだと胸を張る。メニューは「ロールキャベツ」(250円)や「がんも」(200円)、「大根」(小=100円、大=150円)など。かき氷は現在、「黒みつきなこもち」(750円)のみ提供している。
「店のイメージを夏はかき氷、冬はおでんの夙川桜庵として定着させていきたい」と野田さん。「半年前には、ナチュラルフードコーディネーターの資格も取った。食材の選定や手作りの技へさらに磨きをかけていきたい。他にはない桜庵だけの味を楽しんでもらえれば」と来店を呼び掛ける。
営業時間は17時~21時。月曜定休。おでんの提供は3月20日頃まで。