タカによる害鳥駆除を行う「Green Field(グリーンフィールド)」(大阪市西区新町3)が2月2日、西宮市内の集合住宅でカラスやハトの追い払いを実施した。
2011年5月に設立した同社。訓練したタカを住宅地や工場で定期的に飛ばし、カラスやハトによる人への奇襲やふんなどの被害を無くすサービスを展開している。
今回対策を行ったのは市内南部の地域。ごみを荒らすカラスやハトのふんによる被害が深刻だった集合住宅の管理会社が、一昨年から同社のサービスを導入。これまでに100回以上の追い払いを行った。開始当初は巣の付近やたまり場になっているスポットで週1回以上の頻度でタカを飛ばし、ハトやカラスに恐怖心を植え付け、その後月2~3回程度の追い払いを続けることでハトが徐々に寄り付かなくなったという。この日は、同社社長で諏訪流鷹匠(たかじょう)の岡村憲一さんとハリスホークの「アキ」ちゃんが7時ごろから約3時間、追い払いを行った。
「ベランダにCDをつるしているのをよく見かけるが、ハトやカラスは頭がいいので継続的な効果はほとんどない」と岡村さん。「ハトはふんがある場所に集まるので、ふんをされたらすぐに始末することが重要。エサをやるとどんどん増えるので絶対にやめてほしい」と注意を呼び掛ける。