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えびす神社で「西宮まつり」-震災復興きっかけに15年

「船渡御」を前に御旅所へ向かう「陸渡御」の列

「船渡御」を前に御旅所へ向かう「陸渡御」の列

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 西宮神社(=えびす神社、西宮市社家町)と周辺地域で9月21日~23日、恒例の「西宮まつり」が開かれる。

「こども樽(たる)みこし」の様子

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 1995年の阪神大震災で被害を受けた同神社の復興を祝い、2000年から始まった同祭。海上安全や演芸をつかさどる「えびす神」を祭る同神社の例祭(9月22日)に合わせて3日間、氏子ら地域社会の祭りとして続いてきた。

 21日は宵宮祭で、17時からの神事を前に「だんじり」が神社から北夙川地区や古くからの同神社参道にあたる「西宮中央商店街」などを巡行する。神事を終え18時からは、境内に設けたステージで「演芸会」を開き、歌や踊り、大喜利などを奉納する。

 22日は、10時から例祭を執り行う。15時からは同商店街で「稚児行列」「こども樽(たる)みこし」の披露がある。夜間には再び「だんじり」が巡行。阪神西宮駅の南側地区を回る。

 23日の「渡御祭」では、えびす神を奉じた船を中心に10隻余りの船団が市の南側にある大阪湾へこぎ出し神事を行う。同神事は、安土桃山時代以降途絶えていたところを同祭りが2000年、約400年ぶりに復活させた。一部の船はその足で、15キロほど離れた神戸市兵庫区内の和田神社・三石神社へも渡るという。

 同神社文化課の田邊竹雄さんは「当初は震災の復興や地域の活性化を目的としていた祭りも、15年の歳月で変化が見られる。しかし人の心を明るくしたいという大きな目的は現在も変わらない」と話す。

 タイムスケジュールなど詳しくはホームページで確認できる。

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