阪神甲子園駅北側の甲子園筋沿いに8月30日、手作り和菓子店「彩甲堂(さいこうどう)」(西宮市甲子園三保町、TEL 0798-61-2256)がオープンした。
東淀川の和菓子店で6年間修業を積んだ長岡康平さんが店主を務める同店。店舗面積は約15坪。その内の約半分は作業場として使う。約7坪の販売ブースのショーケースには、季節の生菓子や定番のまんじゅうなどが彩りよく並ぶ。
名物は餅に枝豆をすりつぶした餡をからめて食べる東北地方のお菓子として有名な「ずんだ餅(くるみ入り)5コ入り(400円)」。長岡さんは「東北地方との直接の関わりはないが、修業をしていた和菓子店で、『ずんだ餅』を作っていたので、名物にしたいと考えた」と説明する。
甲子園に店舗を構えたことで、阪神タイガースにちなんだ和菓子作りにも挑戦する。「とら上用」(180円)と名付けた上用まんじゅう(虎の焼印)は、定番商品として常時販売していくという。
長岡さんは「季節に合わせて作ったいろいろな和菓子を地域の方々に召し上がっていただきたい」と意気込む。9月8日の中秋の名月にちなんで、「月見だんご」(150円)、「上用まんじゅう(うさぎの焼印)」(180円)の販売も。
和菓子は1個から販売する。事前予約で大量注文や仏事用の上用まんじゅうの注文にも対応する。
営業時間は9時~19時。