西宮の複合温泉施設「リゾ鳴尾浜」(西宮市鳴尾浜3)に隣接する公園で現在、園内の芝生広場を広く一般に活用してもらう取り組みが始まっている。料金は無料。
取り組みが始まったのは、同施設に隣接する「鳴尾浜臨海公園南地区」内にある広場。芝生敷きで、面積は約4500平方メートル。西宮市が管理・整備を行ってきたものの利用が低迷していることから、ホームページなどを通じて利用者を募ることにしたという。
「公園は、もともと誰でも利用できる空間」と市公園緑地課の米川真司さん。「当広場も例に漏れないが、個人のみならず団体での利用もできることをアピールし、利用率の向上を目指すことにした」と振り返る。
利用用途としては、フリーマーケットやバル、マルシェなどの催事のほか競技会や運動会、展示会、写真や動画の撮影会など、さまざまなイベントを想定。市内の公園では騒音を防ぐ観点から禁止している野外コンサートなどの音楽イベントも同広場では受け入れる。同じくイベントの運営主体も広く一般を想定。学校や自治会などの地域団体やNPO、ボーイスカウトなどの非営利団体のみならず、営利企業の利用も認める。
米川さんは「大阪湾を望み景観も良好。ぜひ有効に使っていただきたい。幅広い目的での利用に対応していく方針なので、まずは気軽に問い合わせてほしい」と呼び掛ける。
利用受け付けは1年前から。問い合わせは同園南地区管理事務所(TEL 0798-48-9386)まで。