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西宮市などが「西宮でじたる女子プロジェクト」第1期生募集

(左から)「グラミン日本」代表理事の百野公裕さん、MAIAの月田有香社長、石井登志郎西宮市長、SAPジャパンの鈴木洋史社長

(左から)「グラミン日本」代表理事の百野公裕さん、MAIAの月田有香社長、石井登志郎西宮市長、SAPジャパンの鈴木洋史社長

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 西宮市などが現在、「西宮市女性デジタル人材育成プロジェクト」第1期生を募集している。

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 女性活躍と多様な働き方を推進するため、西宮市は3月28日、「でじたる女子活躍推進コンソーシアム」と連携協定を締結した。兵庫県初となる。

 同コンソーシアムは、女性デジタル人材の育成と就労促進プログラムを提供する「MAIA(マイア)」(東京都港区)、無担保少額融資による支援を行う「グラミン日本」(東京都中央区)、就労機会やプラットフォームを提供する「SAPジャパン」(東京都千代田区)の3社で構成。

 各社それぞれが持つ知見やサービスをかけ合わせ、デジタル技術を活用できる女性人材の募集から育成・教育および就労支援までを一貫して行っていく。約4カ月のオンライン研修受講後、認定試験に合格した修了者は、コンソーシアムから仕事の紹介を受け、在宅で自身のライフスタイルに合わせて「高単価な業務」で働くことを目指すという。

 ITスキルプログラムは「SAPコース」と「RPAコース」の2コースから選べる。仕事に取り組む上で大切なマインドセットやビジネススキル研修、自身の価値観を見直す金融教育などのカリキュラムも提供。Slackを活用した学習コミュニティーや受講生同士のつながりを深める現地集合研修も予定する。受講料は両コース共、17万6,000円。

 石井登志郎西宮市長は「西宮市では子育て期間中も働く女性が増え、就業率は70%を超えているが、全国比で7%、兵庫県比で4%少ない状況。西宮市男女共同参画センターが行ったIT講座アンケートでは『テレワークができるIT業務は魅力的』という回答が挙がり、新たなニーズがうかがえた。このプロジェクトを通じて、女性の多様な働き方や自己実現の一助になれば」と期待を込める。

 マイアの月田有香社長は「学生時代を過ごした縁のある西宮市と連携協定を結ぶことができてうれしい。IT業界では今後70万人の人材不足が懸念されている。新しい女性の働き方として、テレワークで、高単価で働くことのできるデジタル人材を増やしていきたい。女性の所得向上で、ジェンダーギャップ解消と地域活性化につなげていけたら」と話す。

 受講に関してのオンライン説明会(参加無料)を4月24日、5月18日に開催予定。特設サイトで申し込みを受け付ける。

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