阪神バス(本社=尼崎市)は2月17日、高齢者割引定期券「はんしんグランドパス65」を新たに導入する。
大人(通勤)で通常1カ月8,990円のところ、阪神バスの一般路線全線を1カ月5,500円で乗り放題となる同サービス。降りる際に車内に設置されたICカード読み取り機にタッチする定期券で、65歳以上の高齢者が対象。通常のバス定期券は最長で6カ月(4万8,550円)までだが、同サービスは最長1年(4万円)まで販売する。同定期券に別途チャージ(入金)することで、プリペイド券「hanica(ハニカ)」としても阪急バス・阪急田園バスでも利用できる。
同様のサービスは、阪急阪神ホールディングスグループの阪急バス・阪急田園バスや西鉄バス(本社=福岡市)が導入済み。「バスをもっとより身近なものとして活用するきっかけになれば」と同社業務部の担当者。「生活や趣味など幅広く地域に根ざし、アクティブシニアを支援するサービスとして役立ててほしい」と利用を呼び掛ける。
阪神電車定期券発売所(梅田駅・尼崎駅・甲子園駅・西宮駅・三宮駅)や阪急バス宝塚駅前案内所で販売する。空港リムジンバス、高速バスでの利用は不可。