西宮の酒蔵4カ所で11月21日から、「にしのみや日本酒学校」が開かれる。
西宮特産の日本酒に親しんでもらおうという同講座。地元酒造会社と市などが共同で2013年から開講してきた。今年で3回目。「灘の生一本」の産地として知られる灘五郷のうち今津郷と西宮郷にあたる浜手一帯を教室に見立て、「白鷹」「白鹿(辰馬本家)」「大関」「日本盛」の4蔵で4回にわたり講義を行う。
壇上には、酒造りに詳しい専門家を各社が講師として派遣。受講者は酒の歴史や製法のほか、味わい方などを学べる。昨年は、定員30人に対し30代~60代を中心とする幅広い年代から186人が受講を希望。姫路や大阪、和歌山など遠方からの応募もあるなど、抽選倍率6.2倍の「狭き門」になったという。
同市観光振興課の菅梅聖順さんは「修了後には、西宮の日本酒の良さを発信する役割も担ってほしい」と期待を寄せる。
講義は11月21日と12月6日、来年1月30日と2月13日の4回。受講料5,000円で定員は30人(応募多数の場合は抽選)。申し込みは10月3日まで。