えびす宮の総本社に当たる西宮神社(西宮市社家町)で10月3日・4日、「西宮酒ぐらルネサンスと食フェア」が開かれる。
1997年に始まり今年で19回目を数える同イベント。日本酒の仕込みが始まる「日本酒の日(10月1日)」にちなみ、西宮の日本酒文化を発信しようと毎年開催されてきた。昨年は2日間で約13万人が来場したという。
今回、新たな試みとして、紹興酒の試飲ができるブースを用意。今年は同市と中国・紹興市が友好都市提携30周年にあたることから設けた。本殿横の「味わい酒ぐらひろば」では、「大関」「島美人」「寶娘」「徳若」「日本盛」「白鹿」「白鷹」「灘五郷酒造組合」など西宮や灘の日本酒の試飲コーナーを設置する。松林付近の「日本酒と料理を楽しむひろば」では、「酒蔵鍋」やアジア料理など市内飲食店による屋台を並べ、参道沿いにも市内の特産品やスイーツを提供するなど、計55ブースを用意する。
併せて、西宮神社に隣接する西宮中央商店街やサテライト会場の「白鷹禄水苑」(鞍掛町)、「白鹿酒ミュージアム」(鞍掛町)、「日本盛酒蔵通り煉瓦館」(用海町)、「大関甘辛の関寿庵」(今津出在家町)などでも関連イベントを開く。当日は、会場間を移動する無料ループバスを運行する。
同イベント実行委員は「約50種類の日本酒が集まる機会はこのイベントならでは。人形劇など、お酒が飲めない人でも楽しめるプログラムも用意しているので、ぜひ家族で来ていただければ」と呼び掛ける。
開催時間は、3日=12時~20時。4日=10時~18時。入場無料。