西宮・甲陽園で来春の開設を予定するシェアハウスが現在、モニター入居者を募集している。運営は「ウィル」(宝塚市、TEL 0797-74-7272)。
春夏の甲子園球児らを受け入れてきた元・料理旅館「○長(まるちょう)」(2013年閉館、西宮市甲陽園本庄町)をリニューアルして使う同シェアハウス。敷地面積は約600平方メートル。地上3階・地下1階建ての建物内を25室に区切って居室としている。
ハウス内には、フリールームやキッチンなど入居者が共有できるスペースも整備。バーや、楽器の演奏などを行える防音室は外部利用が可能で、同社が学生を対象に募集したコンセプト「世代間交流」に沿って併設した。開設後は、入居者と地域住民との交流にも力を入れていくという。
募集するモニターの入居期間は1カ月。生活上のルール制定に携わってもらうほか、SNSやブログでの情報発信にも協力してもらうことで、この間の家賃は無料とする。
「昨年4月から進めてきたプロジェクト。ここまでこぎ着けられたことをうれしく思う」と同社プロジェクト開発チームの森下慎司さん。「モニターの協力を得ることで、(ハウスの)より良い運営につなげたい」と話す。
募集するモニターは10人程度。応募締め切りは9月15日。9月5日・6日には、内覧会も行う(13時~17時)。モニターの入居期間は10月3日~30日(予定)。