西宮の大型ショッピングセンター(SC)「阪急西宮ガーデンズ」(西宮市高松町)が6月5日、日本政策投資銀行(DBJ)が選ぶ「DBJ Green Building 認証」で最高ランクの「5つ星」を獲得した。
2011年から始まった同認証は、「環境や社会への配慮がなされた不動産」を対象にDBJが選出する格付け制度。評価基準は「環境」「多様性」「防犯・防災」「地域・景観」「ステークホルダー(利害関係者)との連携」の5項目。省エネ設計など建物の環境性能に加え、災害対策の実施やテナント間の連携、地域との関わりを重視する姿勢などが採点の対象となる。
同SCの「5つ星」は、太陽光・風力発電の導入や共用部照明のLED化をはじめとする環境配慮のほか、コンサート・イベントの実施や屋上緑化といった地域貢献などが評価された。同SCの前身となる施設で旧阪急球団のホームグラウンド「阪急西宮スタジアム」に関する情報の発信などを積極的に行ってきた「文化・歴史への配慮」への評価もあった。
同社広報部は「取り組みが評価されてうれしい。今後も引き続き、来館する人へ快適な空間を提供していきたい」と意欲を見せる。