阪神タイガースの2軍選手を応援する「六甲おろし口笛応援団」が、今シーズンの活動を本格的に開始した。
同応援団は、尼崎市在住のココ贈(ここぞう)さんが結成した私設応援団。若手選手の応援を目的に2軍球場の「阪神鳴尾浜球場」(西宮市鳴尾浜1)を中心に活動する。
応援は、球団歌「阪神タイガースの歌」(通称=六甲おろし)を口笛で奏でる独自のスタイル。同球場ではトランペットやメガホンなど「鳴り物」の使用が禁止されていることから、ココ贈さんが考案した。2009年、単独で口笛による応援を開始したところ徐々に参加者が増加。2012年には団の結成に至ったという。
シーズン中は、同球場のほか阪神甲子園球場でも開催されるウエスタン・リーグの試合を中心に活動。5回終了後と勝利試合の終了時に口笛で六甲おろしを奏でる。遠征で地方球場などへも出向くほか、毎年2月にはキャンプ地である高知県安芸市への応援ツアーも実施する。
「古屋2軍監督に『グラウンドまで口笛聴こえてましたよ』と言葉を掛けてもらえたこともある」とココ贈さん。「口笛が評判を呼び、2軍を応援する仲間も増えてきた。プロの口笛奏者によるレッスンを定期的に受ける機会もあるので、口笛初心者も安心して参加してほしい」と呼び掛ける。
現在の団員は20人。資格や会費はなく、入団希望は随時受け付ける。問い合わせはココ贈さん(TEL 090-8565-5154)まで。