西宮市立北口図書館(西宮市北口町1、TEL 0798-69-3151)は1月18日、「増山実さん、自作を語る」を開催する。会場はACTA西宮 東館6階の西宮市大学交流センター大講義室(西宮市北口町1)。
増山実さんの小説「勇者たちへの伝言 いつの日か来た道」は2013年に出版。昭和30年代から40年代の西宮北口かいわいを舞台にした作品で、かつて西宮北口駅前を本拠地とした実在の野球チーム「阪急ブレーブス」の選手らも登場する。
増山さんは1958年大阪生まれ。2012年に第19回松本清張賞最終候補になった「いつの日か来た道」を改題した本作がデビュー作となる。同講演会では、増山さん自ら同作品について語るほか、30分程度の質疑応答が予定されている。
同館司書の中尾麻美さんは、「著者自らの講演が北口図書館の主催で開催されるのは初めて。西宮が舞台となった珍しい小説で、市内の書店でもよく売れていると聞く。デビュー作とは思えない完成度。増山さん自身にも今回の登壇を快諾いただいた。作品を読んでない人でも楽しめると思うので、ぜひ多くの方に参加していただきたい」と来場を呼び掛ける。
開催時間は14時~16時。参加無料。参加申し込みは12月15日まで、ホームページまたは往復ハガキで受け付ける。定員は140人で、応募多数の場合は抽選を行う。