西宮市中央図書館（西宮市川添町、TEL0798-33-0819）で現在、「世界のともだち」をテーマにしたブックフェア・パネル展が開催されている。

世界の子供たちに関する本が集められたブックフェア

　同館入り口横には、フランス、ベトナム、ブラジルなど12カ国の子どもたちの生活を紹介する12枚の写真をパネルで展示。写真は偕成社（かいせいしゃ、東京都新宿区）が創業80周年を記念して発行した36カ国の子どもたちのくらしを紹介する写真絵本シリーズ「世界のともだち」に掲載されているもので、学校帰りに友達と一緒におやつのトッポギを食べる少年（韓国）や自給自足の村で家族といっしょに牛を連れて散歩する少女（ルーマニア）など、10歳前後の子どもたちの日常風景を撮った写真を展示。各国の地図、基本的なあいさつ言葉なども紹介している。

　同館1階の展示書架には、「世界のともだち」シリーズをはじめ、世界の子どもたちの学校生活や休日の過ごし方、家族とのふれあい、食生活などを紹介する本も集められている。また世界に伝わる民話や菓子、祭り、ことわざなどそれぞれの国の文化、習慣を紹介する本が並ぶ。

　同館司書の天田良子さんは「世界中の子どもたちの生活を紹介する本の特集展示だが、多数の写真で普段の暮らしを紹介する本も多く、子どもから大人まで楽しめる内容になっている。世界各国の子どもたちが今学んでいること、食べている物、考えていることなどを知れば、より世界が身近になると思う。ぜひ足を運んでほしい」と呼び掛ける。

開館時間（9月）は、火曜～金曜＝10時～19時、土曜･日曜･祝日＝10時～18時。9月29日は休館。パネル展は9月28日、ブックフェアは10月1日まで。