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西宮・大谷美術館で自然モチーフの陶器展-無料開放日も

畳の上に直径15センチほどに開いた花100個余りが整然と並んだ作品「落花のしゃら」

畳の上に直径15センチほどに開いた花100個余りが整然と並んだ作品「落花のしゃら」

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 香櫨園の西宮市大谷記念美術館(西宮市中浜町、TEL 0798-33-0164)で現在、陶芸作家・杉浦康益(やすよし)さんの展覧会「陶の博物誌-自然をつくる」が開かれている。

作品「朽ちゆくヒマワリ 2011」

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 杉浦さんは1949(昭和24)年生まれ。石や岩をモチーフにした作品を東京芸大在学中から発表してきた。2013年には、前年度の日本陶磁協会賞を受賞。今回は館内2カ所の展示室と和室を使い、同美術館の所蔵品ほか作品を広く紹介する。

 和室で展示しているのは、ルーペで観察したという「沙羅」(しゃら、一般的には「さら」とも)の花を陶器で精密に再現した作品「落花のしゃら」。畳の上には、直径15センチほどに開いた花100個余りが整然と並ぶ。

 展覧会を訪れていた神戸市在住の欅田(くぬぎだ)正道さんは「薄い花びらや細いおしべなどを陶器で焼き上げるのは難しいだろう。どのように作っているのか不思議だ。『落花のしゃら』は、光線の具合で一つ一つが異なる色合いに見え、面白かった」と話していた。

 料金は、一般=500円、高校生・大学生=300円、小中学生=200円。7月21日は館内無料開放も。

 開館時間は10時~17時。水曜休館。8月3日まで。

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