駅施設の大規模改良工事が進む阪神電鉄甲子園駅(西宮市甲子園七番町)に現在、威容を誇る「大屋根」がお目見えし、地元各所から望めるようになっている。
バリアフリー化やホームの拡幅などを目指し、工事が進む同駅。着工は2011年11月で、総工費は54億円を見込む。一部の工事は完成。西改札口側にエレベーターを設けたほか、駅前にある「阪神甲子園球場」(甲子園町)への来場客をさばく「臨時改札口」の拡張と移転などを終えた。
屋根は、高架上にあるホームの中央部を高架下の道路「甲子園筋」ぐるみですっぽりと覆う構造。鉄骨と樹脂製の屋根材を組み合わせて作る。屋根材の色は白を採用。「白球」「高校球児のユニホーム」など球場のイメージに合わせた。
現在、駅前では大型のクレーンが絶え間なく上下するなど屋根の建設が急ピッチで進行。現し始めた姿が、駅前の商業施設や幹線道路などから望めるようになってきた。
芦屋市在住で鉄道ファンの水野雅滋さんは「完成が待ち遠しい。工事前の駅は階段や通路が狭く、古びたイメージも気になっていた。タイガースや高校野球のファンなど全国から人を迎える駅にふさわしい設備が整ってきた」と目を細めながら大屋根を見上げる。
改良工事の完成は2017年春を予定する。