西宮市内では珍しいあぐー豚のしゃぶしゃぶを提供する店「豚料理ぶたかじ」（西宮市和上町、TEL 0798-22-5008）が5月19日、阪神西宮駅北側にオープンした。

オーナーの中西大輔さん

　「沖縄あぐー豚の持つおいしさを本州に向けて発信したい」をコンセプトに、「酒食堂　風屋（西宮市馬場町）」の姉妹店としてオープンした同店。オーナーの中西大輔さんは沖縄に住んでいたこともあり、当時のつながりを生かし、肉は沖縄の生産者から直接買い付けており、希少なあぐー豚をリーズナブルに提供する。

　人気メニューは「あぐー豚しゃぶ」（税別950円）や「あぐーのギョーザ」（同380円）など。いずれも唐辛子、白みそ、コチュジャンをミックスした自家製の「赤ダレ」で食べる。しゃぶしゃぶの後に、肉のうま味が出ただしで食べる「ラーメン」（同150円）を「にら玉」（同200円）でとじるのも人気の食べ方。「あぐーのとろ豚まかない丼」（同680円）も好評だという。

　店舗面積は6.5坪、テーブルとカウンターを合わせ18席。入り口は全面ガラス張りで、店内外ともに赤を基調としたデザインで、赤いひさしやガラス越しに見える店内の赤い壁が通行人の目を引く。

　「あぐー豚は脂のうま味・甘みが特徴で、バラ肉でもさっぱりしている。コレステロール値も通常の豚肉の4分の1と言われている。食べた翌日の体のことも考えた料理を提供したい」と中西さん。「散歩の途中や会社の帰りに軽く一杯飲みたいという人や、おひとりさまでも気軽に立ち寄ってもらえる店にしたいので開店時間をあえて早めにした」とも。

　営業時間は16時～24時。