西宮・芦屋の地域密着型月刊フリーペーパー「タウンクーポン」が5月28日発行号で8周年を迎え、次号から媒体名を変更し再出発する。新しい紙面の名称は「西宮ラボラトリー」略して「ミヤラボ」。
2006年5月28日に創刊した同紙。以来、毎月1回、欠かさず発行を続け、今月が97回目となる。配布方法は新聞折り込みをメーンとするほか、100カ所以上の店舗に設置。グルメ・ヘアサロン・ビューティーといったジャンルの店舗情報を割引クーポン付きで紹介するほか、地域のイベントやプレゼント企画なども行ってきた。今月も8周年を記念して「熊野の郷」の温浴パスポートや「焼き肉きんぐ」の金券、「木下大サーカス」の無料入場券など合計50人にプレゼント企画を実施する。
「地元で頑張っている店舗をさまざまな視点で読者に紹介できるのがおもしろい。どのように掲載すると店の魅力が伝わるのかを考えて取材し、原稿を作るのはやりがいがある。これまでにたくさんの人と出会えたのが財産」と宇野晃章副編集長。「『毎月楽しみにしている』という読者の声と『タウンクーポンを見てたくさんのお客さんが来てくれたよ』という店の声との両方がうれしい」と運営の喜びを表す。
9年目の節目を迎え次回発行分から媒体名を変更し紙面をリニューアルする同紙。新媒体名は「面白い西宮をもっと面白く」がコンセプト。「Labo」には研究所や実験室という意味があり、名前が示すとおり、今後は読者や店舗、地域の企業などとさまざまなイベントやコラボレーション企画の実現を目指す。
「本当にたくさんの人に支えられて8周年を迎えることができた。心から感謝している」と林拓真編集長。「これまでともに歩んできたタウンクーポンという名前に愛着はあるが、新しいことをどんどん試していきたいという思いを込めてラボと名付けた。研究所なので時には爆発するような失敗もあるかもしれないが、それも楽しみながら、大好きな西宮の情報を発信していきたい」と新媒体に懸ける思いを明かす。「僕たちと一緒に地元を盛り上げたいという店や会社があれば、ぜひ声を掛けてほしい。クーポン情報は来月以降も掲載するので、読者の皆さんは安心してほしい」とも。
次回発行日は6月28日。