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西宮の名所「越水の桜の通り抜け」見頃に-珍しい緑の桜「御衣黄」も開花

300本以上の桜を楽しむことができる西宮の桜の名所・越水浄水場

300本以上の桜を楽しむことができる西宮の桜の名所・越水浄水場

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 西宮の桜の名所、越水(こしみず)浄水場(西宮市奥畑)の桜の通り抜けが今年も一般開放されている。ソメイヨシノや八重桜、変種で珍しい富士桜や普賢象(ふげんぞう)など約40種類、300本余りの桜を楽しめる。

珍しい緑の桜「御衣黄」

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 西宮市の水道創設に伴い、1923(大正12)年に開設された同浄水場。普段は立ち入り禁止だが、毎年桜の開花時期だけ一般に開放される。水道創設を記念して1924(大正13)年におよそ100本余りの桜が植えられたのが始まり。大阪造幣局で通り抜けの桜を手掛けた桜博士・笹部新太郎の管理指導を受けた。苗木から育成された西宮でも有数の桜の名所として、例年、約2週間の期間中に8000人前後が訪れる。

 西宮市内から訪れた親子連れは「今年は桜の開花が早いと聞いていたが、種類がたくさんあってすごくきれい」と笑顔を見せる。「早咲きと遅咲きの桜が分布して開花状況がゆっくりと推移するので、時期に応じてさまざまな桜を楽しめる。ソメイヨシノがすでに満開。これからは遅咲きの八重桜系が見頃を迎える。中には御衣黄(ぎょいこう)という緑の桜や、ウコンという数百品種あるサクラのうちで唯一、黄色の花を咲かせる珍しい桜もあり、カメラを片手に遠方から来るマニアの方もたくさんいらっしゃる」と西宮水道局浄水課の寺下課長。「今年は全体的に開花が早く4月13日まで散らずに残ってくれるか心配」とも。

 開放時間は10時~16時30分(土曜・日曜は9時~17時)。4月13日まで。

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