西宮経済新聞

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西宮の短大で希少花「エキウム」一般公開 蜂蜜生産への取り組みも

見ごろを迎えた「エキウム・カンディカンス」

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 西宮「甲子園短期大学」(西宮市瓦林町)で5月12日、アフリカ原産の珍しい花・エキウムの一般公開が始まった。

蜜を搾る養蜂家

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 公開が始まったのは、アフリカ大陸マデイラ諸島原産のエキウムで、カンディカンス種。同短大では、2005年から生活環境学科・土橋豊教授が栽培を手掛ける。一般公開は2007年から。園芸実習場内に植えられた約50株が現在、来場者の目を楽しませている。

 1株当たり10万輪の花が咲くというエキウムに蜜を求めるセイヨウミツバチの習性を利用して同短大では、2010年から市内の養蜂家と共同で「エキウム蜂蜜」の開発に着手。2013年には、約200キログラムの「エキウム蜂蜜」の生産に成功した。糖度は83で、一般的な蜂蜜(76.5~80)よりも高い。ほのかな柑橘(かんきつ)系の香りも特徴の一つ。今年は、蜂蜜約50キログラムの生産を見込む。

 養蜂家の宇野健太郎さんは「いずれは『西宮ブランド』の一つに成長させることで地域に貢献していきたい」と意気込む。

 一般公開は12日・14日・16日の10時~12時。16日には蜜搾りの様子を見学できる。

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