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宝塚市立文化芸術センターで「かいけつゾロリ大冒険展」

原作者の原ゆたかさん(左)と加藤義夫館長

原作者の原ゆたかさん(左)と加藤義夫館長

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 「35周年記念 かいけつゾロリ大冒険展」が現在、宝塚市立文化芸術センター(宝塚市武庫川町)で開催されている。

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 「かいけつゾロリ」シリーズ(ポプラ社)は、キツネのゾロリとふたごのイノシシが、いたずらの王者を目指す旅をしながら活躍する児童書。累計発行部数約3500万部、2024年4月現在74巻まで発刊され、「同一作者によって物語とイラストが執筆された単一児童書シリーズの最多巻数」としてギネス世界記録にも認定されているロングセラーシリーズ。

 同展では、1987(昭和62)年の創刊時からの貴重な原画や「お宝」など約200点の作品を通して、ゾロリたちの冒険を振り返る。

 会場では、「かいけつゾロリ」シリーズの原画約160点や原ゆたかさんによるコメントを展示するほか、ゾロリたちが集めた「お宝」を立体的に再現。フォトスポットや体験コーナーも設け、「かつてゾロリたちと冒険した大人も一緒に楽しめる」という。

 西宮市内で中高生時代を過ごし、「手塚治虫先生にリボンの騎士のサインをもらった」という原作者の原ゆたかさんは「手塚治虫記念館の隣のセンターで展覧会ができて縁を感じる」と話す。「ゾロリたちは武器を持たずに、おならと親父ギャグで相手の戦意を喪失させ平和的に解決する。下品と言われることもあるが、本が苦手な子どもでも面白く読めるものを作ってきた」ととも。

開催時間10時~18時(最終入場は17時30分)。水曜休館。入館無料。5月19日まで。

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