西宮の洋食店「dining kitchen kuro (ダイニング・キッチン・クロ)」(西宮市中前田町、TEL 0798-85-5422)が2月、サイドメニューを追加してランチセットのアレンジ可能とするサービスを始めた。
1月11日に1周年を迎えた同店。ランチでは、ハンバーグ・オムライス・グラタンなどをセットで提供。「Aセット(ハンバーグ、エビフライ、メンチカツ)、Bセット(ハンバーグ、チキンカツ、カニクリームコロッケ)(以上1,300円)がよく出る」という。いずれも店内で焼き上げた自家製パンかライス、スープが付く。
これまでは上記セットメニューのみだったが、ランチメニュー更新に合わせて、チキンカツやカニクリームコロッケなどのサイドメニューを1品150円で追加できるようにした。
「例えば、ハンバーグ、エビフライ、メンチカツのAセットにカニクリームコロッケを追加してオリジナルデラックスランチのようにしたり、カレーにチキンカツを追加してチキンカツカレーにしたり。いろいろなアレンジをして、より楽しんでいただけるようになった」と店主の黒岩智春(ちはる)さん。
「気軽に立ち寄れる洋食屋を、大好きな西宮で開きたかった」と話す黒岩さんは、23年の経歴を持つ料理人。高校生の頃に料理を作る楽しみに目覚め、神戸や西宮の飲食店で経験を重ねた。同店を開くまでの5年間は妻・良美(よしみ)さんの夢をかなえるため、オーストラリアのメルボルンに家族で移住。現地のレストランでは総料理長を務めた。「今度は夫の夢をかなえよう」と、2021年に帰国し、夫婦で開業に至った。
店名の「kuro(クロ)」は黒岩さん夫婦の苗字に由来。「地域の方に親しみを持ってもらえる名前にした」という。座席はカウンター12席、横並びでも話しやすい配置にした。
接客やパン作りを担当する良美さんは「オープンから1年、あっという間だった。今では幅広い世代の常連の方にお越しいただいている。『優しい味で、毎日でも食べたくなる』と感想を頂くことが多く、うれしい。これからもお客さまの声を取り入れながら、満足度の高いメニューを提供していきたい」と話す。
智春さんは「地域の方に長く愛される店を目指して、これからも頑張っていきたい。おなかが空いたらKuroに行こうと思ってもらえるような温かい店にしていきたい」とも。
営業時間は、ランチ=10時~15時、ディナー=17時30分半~21時(金曜・土曜は21時30分まで)。日曜定休。