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西宮の支援団体、ひとり親家庭を対象に食料提供開始

ひとり親・困窮家庭のこどもへの支援団体「こどもサポートステーション・たねとしずく」代表・の大和陽子さん(左)と李恭子さん(右)

ひとり親・困窮家庭のこどもへの支援団体「こどもサポートステーション・たねとしずく」代表・の大和陽子さん(左)と李恭子さん(右)

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 西宮の支援団体「こどもサポートステーション・たねとしずく」(西宮市弓場町)が12月24日、ひとり親・困窮家庭のこどもを対象に食料提供を始めた。

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 ひとり親・困窮家庭のこどもへの支援団体として2022年7月に設立した同団体。経済的困難や複雑な困難を抱えた子どもたちが安心して過ごせる環境を整え、食・学び・体験の機会を提供する。

 今回はクリスマス企画として、絵本と食料のプレゼントを実施。申し込み家庭全31家庭97人分の、米、野菜、菓子、保存食などを提供した。小学生以下の子どもがいる家庭には、年齢に応じた絵本も贈った。

 同企画は「コロナ禍で悪化する経済状況を少しでも打破してほしい」と、「しんぐるまざあず・ふぉーらむ」の助成金を得て実現。2023年5月までは毎月1回、食料提供を行うという。今後は1月21日(申込終了)、2月25日、「地域共生館ふれぼの」(中前田町1)で行う予定。当団体のホームページから申し込む。

 参加者からは「たくさんの食料がありがたい。読みたかった本が入っていて、子どもがとても喜んでいる」、「クリスマスもできていなかったので、チョコレートを頂けて子どもたちが本当に喜んでいる」などの感想が寄せられた。

 3月からは、ひとり親(妊娠中未婚含む)家庭の自宅に訪問し、絵本の読み聞かせも実施予定。ボランティアも募集している。

 代表の大和陽子さんは「1人で子育てを抱えて困難な状況になっているひとり親の方や、困った状況にSOSを出せない子どもたちがいる。近くの人が『手伝うよ』と声をかけられる西宮の環境を作るためにも、少しずつ活動を広げていきたい」と話す。

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