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兵庫芸文で佐渡裕プロデュースオペラ「ラ・ボエーム」前夜祭 仮装大会や盆踊りも

オペラ「ラ・ボエーム」前夜祭で仮装大会参加者らと佐渡裕芸術監督

オペラ「ラ・ボエーム」前夜祭で仮装大会参加者らと佐渡裕芸術監督

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 兵庫県立芸術文化センター(西宮市高松町)で7月14日、オペラ「ラ・ボエーム」の「前夜祭~いつも心に被災地を~」が開催された。同センター、にしきた商店街、阪急西宮ガーデンズから成る西北活性化協議会が主催。

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 夏のオペラ開幕前日に毎年行っている前夜祭。高松公園で開催予定だったが、雨天のため今年は中ホールで開催。同センター芸術監督である佐渡裕さん指揮の下、地元の西宮市立瓦木中学校・深津中学校の吹奏楽部員らによる合同演奏「アフリカンシンフォニー」で始まった。同オペラの舞台、フランス・パリをテーマにした「真夏の仮装大会」では、事前応募で集まった6組がランウェーを歩きオリジナルの仮装を披露。グランプリ=「ルパン三世」、にしきた賞=「小さなプリンセスと紳士」、観客賞=「小さな画家とキャンパス」が、それぞれ選ばれた。親子で仮装大会に参加した福崎希美さんは「衣装の準備から楽しく、親子で参加できていい思い出になった。オペラを見るだけでなく、プロでない自分もこうして関わることができてうれしい」と笑顔で話す。

 「さきどり!ラ・ボエーム」コーナーでは、阪急西宮ガーデンズ館長らも出演した寸劇で始まり、ソプラノとテノールの若手歌手が同オペラの楽曲をピアノに合わせて披露。恒例となった地元の音頭「にしきたずっと節」では、舞台上の佐渡さんらと共に観客も客席に座った状態で盆踊りを楽しんだ。

 司会を務めたひぐちのりこさんは「前夜祭は、敷居が高いと感じるオペラを気軽に楽しんでいただくためのイベント。これからも地域の皆さんと一緒に『にしきたを音楽の街に!』をモットーに盛り上げていきたい」と話す。

同オペラ公演は7月15日~24日の10日間で8公演を予定。イタリア語上演・字幕付き。チケットは特設サイトで予約できる。

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