西宮市立勤労会館(西宮市松原町)大ホールで5月1日、「最強メンタルの作り方」と題した講習会が開かれた。講師は、甲子園優勝校やプロスポーツ選手などを指導するサンリ(静岡県島田市)取締役能力開発研究室室長の臼井博文メンタルコーチ。
昨年12月に阪神甲子園球場(甲子園町)で行われた「タイガースカップ2021 中学生硬式野球・関西No.1決定戦」で準優勝した関メディベースボール学院(甲子園七番町)の小学部、中等部、野球トレーナー科、高等学校通信科、野球選手科の全選手とその保護者、指導するスタッフなどが参加した。
臼井さんは、北京オリンピックでソフトボール女子日本代表を精神面から支えるなどした。サッカー、ボクシング、サーフィン、バスケットボールなどさまざまな競技に取り組む学生やプロスポーツ選手などを指導している。ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平選手も高校時代に指導を受けた一人だという。
3時間半に及んだ講習会では、同社が展開する「SBT(スーパーブレイントレーニング)」の大切な要素であるプラス思考や夢を持つことの重要性などを説いた。関メディベースボール学院の選手は、大きな声で「はい」と手を挙げ、学んだことをステージ上で発表するなど、積極的に講習会へ参加した。
関メディベースボール学院代表の井戸伸年さんは「いろいろなことを学ぶことが好きで、数年前に臼井さんを知った。4年前からスタッフが臼井さんの講習を受けていたが、選手たちも若いうちからこうした考え方を知る機会があるのはいいと思った」と話す。