兵庫県立芸術文化センター(西宮市高松町)で7月に上演されるオペラ「コジ・ファン・トゥッテ~女はみんなこうしたもの~」の前売りチケットが2月16日、一般発売される。
同施設芸術監督である指揮者・佐渡裕さんのプロデュースによる公演で、ファンの間では「佐渡オペラ」として親しまれている恒例企画。2005年の開館以来毎年1作品が上演されており、今回が10作品目。
「コジ・ファン・トゥッテ」はナポリを舞台に2組の恋人たちが繰り広げる「笑いとスリルがあふれる」ラブ・サスペンスで、モーツァルトの4大オペラの一つとして知られている。
指揮は佐渡さんが務めるほか、メトロポリタン歌劇場の首席演出家、デヴィッド・ニースさんが演出を手掛ける。キャストはダブルキャストで、主役のフィオルディージ役を演じるのは小川里美さんとスザンナ・フィリップスさん。
「コジ・ファン・トゥッテは佐渡監督がモーツァルトの中でも一番好きだと公言する作品で、今回の公演に対しての思い入れも強い。モーツアルトが生きていた時代である18世紀の劇場を再現することをコンセプトとしたニースさんの演出とニースさん推薦のフィリップスさんの歌声にも大いに期待してほしい」と広報担当の宮地俊江さん。「これぞオペラ、という作品なのでオペラを見た事がないという方が初めてご覧いただく作品としても自信をもってお薦めできる。敷居の高さを感じずに気軽にご覧いただければ」と来場を呼び掛ける。
公演は7月18日~27日の10日間で8公演。全2幕のイタリア語上演・字幕付き。上演時間は休憩1回を含む3時間15分。
料金は、A席=1万2,000円、B席=9,000円、C席=7,000円、D席=5,000円、E席=3,000円(全席指定)。チケットは特設サイトで予約できる。