西宮市内のギャラリーを巡り、伊ボローニャ国際絵本原画展の入選作家の作品や企画展などを楽しむ「西宮ぎゃらりーさんぽ」が現在、開かれている。
市内9つのギャラリーから成る「西宮ギャラリー連絡会」(NGL)が主催する同イベントは、今年で11回目。伊ボローニャで毎年行われる絵本原画コンクールの入選作品を集めた国際絵本原画展が西宮市大谷記念美術館(西宮市中浜町)を巡回する時期に合わせ、同展の入選作家らを応援し、気軽にギャラリーに足を運んでもらおうと毎年開いている。
今年は、大谷記念美術館を含め、11会場で約30の展覧会を開催。国際絵本原画展の入選作家の個展や京焼、写真、版画、絵画教室の作品展、ピアノコンサートなどジャンルはさまざま。コロナ禍での開催となるため、来場者には会場入り口での消毒や、密にならないようにするなど感染対策への協力を呼び掛ける。
NGLの事務局を務める「ギャラリーねうねう」(高木西町)では期間中、絵本作家の西岡秀樹さん、イラストレーターのchitose chitose(ちとせちとせ)さん、切り絵・絵本作家のたけうちちひろさんの個展を、それぞれ開く。
オーナーの諏訪裕子さんは「コロナ禍でオンラインでの発信もされているが、実際の作品にある空気はオンラインでは伝わらない。出掛けるのも大変な時だが、アートのある空間を味わっていただきたい」と話す。
他の会場は以下の通り。ギャラリー甲風画苑(甲風園)、ギャラリーこもれび(中島町)、日中藝苑ギャラリー(名塩ガーデン)、ArtSpace萌芽(甲子園口)、ギャラリーアライ(甲子園六番町)、ギャラリーわびすけ(甲子園口)、ギャラリー凹凸(今津曙町)、西宮市立北口ギャラリー(北口町)、西宮市立市民ギャラリー(川添町)。
9月30日まで。