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西宮で認知症の人が接客するイベント「ちょいまちイタリアン」 関学生らが企画

「うっかり~ほっこり~ちょいまちイタリアン」の運営メンバー

「うっかり~ほっこり~ちょいまちイタリアン」の運営メンバー

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 今津のイタリア料理店「るこら・るっこら」(西宮市津門綾羽町、TEL 0798-33-1668)で6月9日、認知症の人らが接客するグルメイベント「うっかり~ほっこり~ちょいまちイタリアン」が開催される。

認知症の人が笑顔で接客

 企画したのは主催する学生団体「SuMuSuMu(スムスム)」の代表を務める関西学院大学院人間福祉研究科1年の森美月さん。2018年5月に静岡で開催されたイベント「注文を間違える料理店」に参加した際、いきいきと働く認知症の人の表情に感銘を受け、主催者を訪問して動機や内容についてインタビューを敢行。「この企画を同世代に伝えたい、学生主体で実施したい」と準備を進め、昨年11月、西宮市内のカフェで認知症の人が店員を務めるイベント「注文を間違えるケーキカフェ」を開催した。

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 今回は「大学生と高齢者と認知症のある人が共に働くレストラン」がコンセプト。「サポートするのではなく、共に作り共に楽しみたい」と準備段階から認知症の人とその家族にも参加してもらい、ミーティングを重ね実現にこぎつけた。

 料理は森さんの企画に賛同した同店シェフの田中忠雄さんが担当。サラダ、パン、デザート、ドリンクをセットにした「パスタランチ」(1400円)を提供する。学生、高齢者、認知症の人が協力してホール係を務める。

 「認知症を特別なことではなく、自分たちもなるかもしれない自分事としてとらえてほしい」と森さん。「認知症という言葉でひとくくりにせず、一人一人を見て認知症を知ってほしい。直接交流することで、気づきや考えるきっかけを持ってもらえれば」と意気込む。

 開催は二部制で開始時間は11時~と12時30分~。予約席はすでに埋まっており、当日席を各時間に8席ずつ用意する。

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