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西宮・山中でも狩猟解禁-「入山するときは目立つ服装で」市が呼び掛け

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 兵庫県下で11月15日、狩猟が解禁され、西宮市が事故防止のために入山時の注意を呼び掛けている。同市内で猟が行われるのは六甲山より北側の山口町、名塩町のエリアで、毎年期間中に30頭前後のイノシシが駆除される。

兵庫県鳥獣保護区等位置図(画像提供=兵庫県)

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 「西宮市内で一般の猟で駆除されるのは圧倒的にイノシシが多く、シカは年間10頭未満と少ない」と話すのは一般社団法人兵庫県猟友会西宮支部の吹田修身(おさみ)さん。「市内では過去、銃器の誤射による被害は出ていない。被害の大半はイノシシに遭遇して驚いてこけてけがをする自損事故。イノシシに遭遇したら前を向いて目をそらさず、刺激しないようにゆっくりと後退して距離を取ること。もしイノシシが突っ込んできた時は逃げるよりも木の枝など高いところによじ登るほうが回避できる可能性が高い。そもそもイノシシはハイキングコースには近づいてこないのでルートを離れた場所に入らないことが最重要。人の声がしていれば警戒して近づいてこないので鈴などよりもラジオなどで人の声を鳴らしながら歩いて遭遇しないようにすることが大切」と入山時の心構えを話す。

 西宮市産業文化局農政課の増田さんは「山の中へ入る際は、黄色などの明るい色の目立つ服装を心掛けること。白色タオルはシカと間違えられやすいので使用を控えること。土曜・日曜・祝日は狩猟者が集中するので特に気を付けてほしい」と注意を呼び掛ける。

 解禁は来年3月15日まで。

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