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西宮で日本初の大型バルイベント-513店の力を結集し地域おこし

バルブックとポスターをもってイベントをPRする実行委員メンバー(撮影=西宮市)

バルブックとポスターをもってイベントをPRする実行委員メンバー(撮影=西宮市)

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 西宮市内12エリア、全513店舗が参加する大型バルイベント「西宮あっちこっちバル」が3月7日・8日の2日間、開催される。参加各店がその日限りの自慢の料理やサービスを「1コイン500円」または「2コイン1,000円」で提供する。同一市内で開催されるバルイベントとしては日本最大となる。

「山口も同じ西宮」とPRする実行委員の伊達さん

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 バルはスペインの「バール」という居酒屋・食堂・喫茶店を食べ飲み歩きする生活習慣にちなんで、2004年に函館で「1フード・1ドリンク」の食べ飲み歩きイベントとして開催されたのが日本での始まり。その後全国に広まり、同市では「甲東園バル」(2010年)開催を皮切りに過去13エリアで開催。同市のバルは市内各地域で飲食店有志中心に実行委員会を結成。さらに各地域の実行委員会同士が連係して、バルを連続開催するなどつながりを生かした運営が最大の特徴。

 2012年4月には「西宮あっちこっちバル月間」として「西宮東口バル」「甲東園バル」「甲子園はしごバル」を3週連続で開催して以降、2012年10月に5週連続、2013年5月に5週連続、同年10月には4週連続と、確実に集客力を高めてきた。

 今回、こうした横の連係を生かし、初となる全エリアでの一斉開催を実現。参加地域は「甲東園」「門戸厄神」「苦楽園口」「西宮北口」「甲子園口」「JR西宮」「今津」「阪神西宮」「甲子園」「鳴尾」の南部10エリアと、「名来」「船坂」の北部2エリアの計12エリア。参加は飲食店が中心だが、中には洋菓子店、和菓子店、洋服店、雑貨店などの物販の店や美容室、整体院などのサービス業の店も参加する。

 「今までの連続開催バルは、参加者が各地域のバル全てに参加することができたが、今回は全地域一斉に開催なので、どの地域のバルに行くか選んでもらうことになる。数ある中から選んで自分の地域のバルに参加してくれるお客さんをしっかりおもてなしをしたい」と意気込むのは、居酒屋「樽斗」店主で甲東園バル実行委員長を務める川上清隆さん。

 北部の名来・船坂地域で実行委員を務める「豆腐工房 豆匠」の伊達英史さんは「今回のバルで山口も、神戸や三田ではない、同じ西宮なんだということを参加者の皆さんに強くアピールしたい」と話す。「焼き鳥じゅげむ」店主で全体の実行委員長を務める山崎哲(あきら)さんは「今回のバルは西宮のバルとしても社会実験的な意味を持つ重要なバルイベント。513店の力を結集して西宮全体を大きく盛り上げたい」と意気込みを語る。

 参加店舗や開催時間を記載したバルブックは参加各店や市の関連施設に置くほか、さくらやまなみバス、阪神タクシーの車内にも備える。詳しくはホームページで確認できる。

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