TOHOシネマズ西宮OS(西宮市高松町、TEL 050-6868-5051)に12月23日、映画のシーンに合わせて座席が動くなど11種の特殊効果を体感できるアトラクション型4Dシアター「MediaMation MX4D」が導入される。
同システムは、米国の会社が開発。映画のシーンに合わせ11種の特殊効果で臨場感を演出する。特殊効果は、シートの前後・左右・上下への動きや振動のほか、風やミスト、香り、ストロボ、煙など。居ながらにして「背中をつつかれる」「首筋や足元に何かが触れる」「下から突き上げられる」「そよ風や水しぶき、突風が顔にかかる」などの疑似体験とともに映画を楽しめる。
システムを導入した東京や埼玉の映画館では、8月公開の「ジュラシック・ワールド」でチケットが発売と同時にほぼ完売。好評を博したことから、栃木や千葉、神奈川でも導入が相次いだ。西宮は全国で10番目、関西では2番目の導入となる。
支配人の杢三圭一さんは「(2009年に)『アバター』で3D映像が導入されて以来ともいえる技術革新。これからは『見る』だけではなくエンターテインメントとして『体感』できるコンテンツも映画館で提供できる」と来場を呼び掛ける。
初上映作品はスターウォーズシリーズ最新作「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」。通常の鑑賞料金に加え、MX4Dの2D版では1,200円が、3D版はさらに400円が、それぞれ必要。