西宮市内を東西に走る阪急電鉄神戸線に11月1日から、沿線の観光スポットなどをラッピングした電車がお目見えする。
ラッピング電車がお目見えするのは、神戸線と宝塚線。神戸線には神戸生まれのイラストレーター・わたせせいぞうさんのイラスト作品を、宝塚線には幼年期から約20年間を宝塚で過ごした漫画家・手塚治虫さんが生んだ漫画のキャラクターを、それぞれ使う。いずれも8両編成1本を充て、両線に1編成ずつ走らせる。
神戸線の編成に使うイラストは、わたせさんの描き下ろし。神戸側から6両目の車両には「西宮・夙川」をテーマに西宮北口駅構内の待ち合わせスポット「カリヨン広場」と日本さくら名所100選に選ばれている「夙川界隈(かいわい)の桜」を描いた。1両目と3両目、8両目は異人館や六甲山など神戸市内の名所を採用。特急から普通までの幅広い種別で運行される見込みで、梅田駅(大阪)と新開地駅(神戸)間を往復する。
運行期間は両編成とも2017年11月まで。愛称は、公募で来年3月までに決める。